2016年10月25日火曜日

ギンブナの採取と飼い方

ギンブナはマブナとも呼ばれ、河川や小川や用水路、池などに生息している身近な魚です。
漢字で書くと鮒、魚へんに付がつきます。何匹も連なって泳いでいるからのようです。

ギンブナはよく用水路で採れる3㎝や5㎝ぐらいのが多く見られますが、けっこう大きく成長し、30cm以上の大物になる個体もいます。寿命も10年近く生きるので飼育する時はそれなりの環境を用意してあげたら良いと思います。

ギンブナは流れの緩やかなところが好きみたいで、気に入ったところにいつく性質があります。
性格は穏やかで群れで生活をしています。釣りをしていると他のタナゴやモロコとも群れを作って一緒に泳いでいるのを見かけます。釣りで狙うときは、底の方で餌を食べることが多いので水底に餌を転がすように流すとよく食いついてくれます。グルテンでももちろん、赤ムシやミミズにもよく食いついてくれます。釣りだと10㎝~20㎝のがよく釣れてくる印象があります。用水路では春生まれの2~3㎝の幼魚がよく網に入ってきます。

ギンブナは珍しい性質で、メスがほとんどのようです。西日本だとほとんどがメスだとか。
どうやって子孫を増やすかというと、ギンブナの卵は他のコイ科の精子が刺激となって卵が発育すろようです。受精する訳ではなく、雑種とかにはならないみたいです。これでメスばかりだから卵の産む量も増えるから子孫も残しやすくなるんですね。

飼育に関してはとても簡単です。はっきり言って金魚すくいの金魚(和金)と同じ感覚で飼育できます。元々がフナの色素変異が金魚なのでそれも当たり前ですが。
ある程度水の汚れにも強く、餌も配合飼料ならなんでも食べてくれるので餌付けの心配もありません。性格も温和なので、他の魚を追いかけるとかもしないです。口に入らない大きさの魚なら問題なく同居できます。水の流れが速いのはちょっと苦手なようなので、水流を緩くするか、端っこに隠れれる流木などを置いてみると良いと思います。
欠点は、底砂を絶えずつついて餌を探しているので、水草をすぐに抜かれてしまう事です。
それとうんちの量が多い(笑)金魚と同じくよく食べる分うんちの量も多いので、しっかりとしたフィルターを用意してあげたいです。



我が家では10年前に捕まえた子が、いつもなら「なんだフナかよ~」といつもはすぐリリースしていたのが、なぜか、目が合って、持って帰って飼う事になりました。
その時、3センチの子と相棒としてもう1匹2㎝の子を持って帰りました。
とてもよく食べる子で、みるみる大きくなり、3年もしたら15㎝の巨体になっていました。もう1匹の方はそこまで大きくならずに8㎝とかでしたが。
それからもどんどん大きくなってきたので、5年目で水槽で他のお魚との同居もちょっときびしくなってきたので庭の水槽にお引っ越ししました。その時、大きい子は24㎝、小さい方は14㎝でした。
そこで、お祭りですくった金魚と同居させましたが、いつもご飯をあげに行くと嬉しそうに皆顔を上げて催促して、美味しそうに食べていました。
ギンブナはお目めがまん丸で、なんか癒されました。
その子達も残念ながら2年半前にアライグマに襲撃されて、蓋を外され食べられてしまいました(;´Д`)8年近く家にいて、子供達も可愛がっていたので、だいぶショックを受けました。
それを教訓に今はブロックを蓋の上に置いて、あれ以来被害は出ていません。

半年後に2代目として用水路で掬って来た子が2匹、2年たった現在も大きくなって元気に暮らしています(^^)/

 

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