もうだいぶ秋も深まってきて、水もだいぶ冷たくなってきました。
先日は息子とカネヒラ釣りに行ってきました。
近所の川にはなんと、けっこうな数のカネヒラが住んでいます。
全国的にタナゴ類は減少していますが、このカネヒラとバラタナゴはけっこうな数が生息しているようです。
カネヒラは、大型になるタナゴで、大人になると12センチ以上にもなる、国内産タナゴでは一番の大きさになる種類です。比較的に身体も大きいのでブラックバスなどの捕食にも強いのではないでしょうか。
カネヒラはタナゴの仲間では珍しく、秋に二枚貝に産卵し、稚魚はそのまま二枚貝の中で越冬し、翌年の春に出てきます。カネヒラの他にはゼニタナゴやイタセンパラも同じく秋産卵です。
カネヒラのオスは繁殖期の秋になると身体全体が薄いメタリックブルー、ヒレはピンクになります。身体が大きいのですごく見ごたえがあり、水槽内でもオス同士でヒレを大きくして縄張りやメスを争うフィンスプレッディングをしてくれます。
カネヒラ釣りは他のタナゴ類と比べて口が大きい分簡単です。タナゴ釣りのエサと言えば卵の黄身と小麦粉で作った黄身練りがありますが、カネヒラの場合ミミズや赤ムシでもけっこう釣れます。
うちの近所では釣具屋さんがあまりなく、赤ムシが手に入りにくいので、ミミズを使っています。
ミミズなら庭を掘れば何匹かゲットできますので(^^)
ミミズははさみでぶつ切りにして使っていくので、1時間釣るのなら1匹持っていけば充分です。
釣り竿は子供用の近くの釣具屋で購入した1000円ぐらいの短い竿、これを息子と1本ずつ持っていきました。この釣り場では岸のほうにカネヒラは集まっているので、長い渓流竿では不向きで、このチープな竿でも充分釣ることができます。
しかけも普通におもりと玉浮きというシンプルなものです。ただ、針だけはタナゴ用の細い釣り針を使用します。
タナは水底から30センチ程上に設定しました。そこに這わすとフナさんがかかってきますので(;^_^A
釣りを始めると、さっそくアタリが。タイミングを合わせて、釣り上げるとカネヒラのメスです。たくさん泳いでるので、すぐにかかってきます。
息子にも自分の手で釣らせてあげたいので、こんな感じで釣れるよと見せて、チャレンジしてもらいます。浮きが沈んで、合わせてもタイミングがなかなか合いません。それでも何回かすると
・・ 釣れました!(゚∀゚) やっと自分で釣れて嬉しそうでした(^^)v
コツをつかんだのか、その後も調子よく釣れてくれます。でも・・メスばっかりでオスが釣れません。
15匹程釣りましたが、全部メスです。確かに水の中を覗いてみると群れているのはほとんどメスです。オスは縄張りを見張るのに忙しいのでしょうか?
そこでちょっと川の中央よりにしかけを投入することにしました。
さっきと違って、なかなかアタリがきません。
で、ようやくアタリが来て、釣れましたオスが(^^)/
メスは群れを作って、オスはそれぞれ縄張りに張り付いているんでしょうかね?
その後も別のポイントでもう1匹オスが釣れました。
結局合計、オス2匹、メス23匹が釣れました。
今後はオスが釣れるように研究するのが課題です。
でも、息子はたくさん釣れたことに大満足していました(^^)v
こんなに喜んでくれて一緒に行って良かったです。
オス2匹とメス3匹を持って帰って飼うことにしました。
ほかの子はリリースしました。
メスが多いから、また来年も沢山産まれてくれそうです。