2017年10月14日土曜日

琵琶湖博物館

今年の7月にリニューアルオープンした琵琶湖博物館に行ってきました。

6月に3人目が生まれたところでしたので、ようやく行けました(^^)/


琵琶湖博物館は滋賀県の草津市の北の方、守山市に近い烏丸半島にあります。
隣接して水生植物園もあります。

ここでは琵琶湖に住むお魚を中心に淡水魚ばかりが展示されています。

駐車場から、館内に入るまでに、素敵な森の中を通って行きます。



琵琶湖に関するクイズはパネルで設けられていて、これだけでも子供達は楽しんでいました。


入場券を買って、水族館を見る前に、赤ちゃんに授乳しておかないといけないので、その間、ぷらぷらと待っていると、なんとバックヤードの見学を申し込みできるとの事。さっそく申し込んでおきました。前から見てみたかったのでラッキーです(^^)時間は1時間半後、それまでゆっくり見学できそうです。

それでは、水族館に入ります。

まずは、大きな琵琶湖のヨシの群落のある岸辺を再現した水槽です。




この中には、コイ、マブナ、二ゴロブナ、カネヒラ、スジシマドジョウ、ヤリタナゴ、コウライモロコ、カワバタモロコ、大きいドブガイなどが入っています。
20代初めのころ、この水槽をみて、「日本の淡水魚もこんなに綺麗なんだ」と改めて思ったので、日淡飼育にハマるきっかけでした。

息子もめっちゃ見ています(^^)さすがは我が息子(笑)




息子はフナのうんちばっかり面白がって携帯で写真撮っていました(;^_^A



続いて、水槽のトンネルです。ここにはコイやフナや二ゴイ、ナマズやウナギがいます。




上から見上げると、まるで水の底から見ているように見れます。




白いナマズもまだ元気に暮らしていました!



ナマズ型のスポットライト。進んでいくとピカッと足元を照らしてくれます。



これには子供達もびっくり、喜んでいました(*´ω`)


この博物館のヌシのビワコオオナマズはお昼寝中なのか隠れていて、お尻しか見えませんでした。




代わりに実物大の模型を撮ってみました(^^)/



息子が「僕食べられてしまいそうやわ」と言ってました。こんな大きいのが泳いでいるときに出てきたらびっくりしますね。

コアユが円筒形の水槽に群泳していました。琵琶湖の沖合ではこんな感じに泳いでいるんでしょうね。



続いては淡水魚の小魚さん達の展示です。



底もののヨシノボリさん達。喧嘩しないように石が置かれています。



琵琶湖固有種のビワヒガイ。明治天皇も琵琶湖から運ばれてきたヒガイが好物でしたようで、ヒガイの漢字は魚ヘンに皇で「鰉」というなんとも高貴な漢字です。


タナゴ水槽はコウホネが茂って、カネヒラとヤリタナゴとアブラボテ、シロヒレタビラなどが泳いでいました。やっぱりタナゴはいつ見ても良いです(^^)



来年はうちの水槽もコウホネの水中葉で育ててみたいですね。



琵琶湖名物、ホンモロコの群れもいました。おいしそうです(^^)/


外来種のブラックバスとブルーギル、ミシシッピアカミミガメ、アメリカザリガニという外来種展示。琵琶湖の南湖も水質悪化と合わせてこれらの生き物ばっかりになってしまってます。



川魚屋さんを再現した展示もありました。もちろん作りものです。最初、「えっ!本物?」と照明の加減で思ってしまいました(^^;)こうしてみると色々なお魚や川魚料理が売られているんですね。色々と食べてみたいです。


亀や用水路の展示があったところがリニューアルされていました。川の速い流れを再現した水槽です。ビワマスが力強く泳いでいました。



大型のマスで、泳ぐ姿がめっちゃかっこよかったです。
10月にはアユの産卵もここで見れたようです。

カマツカやカワムツが泳いでいる大水槽もありました。やっぱりカマツカは良いですね~



次は希少種を中心とした展示です。

天然記念物のミヤコタナゴ。琵琶湖博物館では貴重なお魚が系統飼育されています。写真を撮っていなかったのですがイタセンパラやゼニタナゴも展示されています。



ずんぐりした姿がかわいいホトケドジョウです。平地や台地の湧水地に生息しているため近年ではめっきり減ってしまったようです。以前飼育して、数回繁殖もしたことがあり、丈夫な魚という印象でしたが、生息地が根こそぎ無くなってしまうと住めなくなってしまいますね。



こちらも天然記念物のアユモドキ。亀岡のアユモドキは、生息地の近くにスタジアムを建設とか言ってましたが無事なんでしょうか。



ニッポンバラタナゴ。タイリクバラタナゴとの混血で純血は随分と少なくなってしまいました。




私の近所の川も、子供の頃は排水垂れ流しで悪臭がひどかったですが、近年は上下水道が整備され水も綺麗になってきてお魚の数や種類も戻ってきているようです。これらの希少種も普通に自然で暮らせる時が来たら良いですね。




いよいよ今日のメインのバイカルアザラシ水槽です。ここもリニューアルされて、バイカルアザラシたちが3匹暮らしています。バイカルアザラシはロシアの内陸部、世界最大の淡水湖のバイカル湖に住んでる世界でも珍しい淡水に住むアザラシです。




気持ちよさそうに泳ぎ回っています。

アザラシがすいすい泳いでいると癒されますね~




水面からひょこっと顔を出したりと愛らしいしぐさをしていました。




さっきまでずっと寝ていた末っ子も目が覚めて、お姉ちゃんと一緒にアザラシを見れました(*´ω`)

アフリカのマラウイ湖の展示。シクリッドが水底にすり鉢状の巣を作って一生懸命に卵を守っていました。






チョウザメのいる巨大水槽。はじめ子供らは「サメや!」とびっくりしていましたが、大人しい種類と聞くと安心して見てました。



大人しいと言っても、子供達よりも大きいので迫力があります。


その後ミジンコなどの微生物コーナーも見学した後、いよいよバックヤードツアーに参加です。

はじめて、裏方を見れるのでわくわくしますね(^^)

今回はアザラシの飼育員のお姉さんに案内をしてもらえました。
アザラシ好きの長女が「「あざらしのお姉さん」ってなんか良い響きやねっ!」と、なんかその言い方を気に入ってました(笑)




バックヤードは沢山の水槽が並んでおり、展示しているお魚たちの控えの子たちがいました。
息子もめっちゃ興味津々で見ています。




お姉さんにもいろいろと聞けて息子は楽しそう(^^)/水槽掃除をする時に潜水してこの吸盤に掴まって作業をするようです。




餌の調理室には、大きな冷凍倉庫がありました。




アザラシの餌も見せてもらいました。ウグイを食べているのにびっくり。きっと琵琶湖で漁獲されても食用にならないからでしょうか。




水温などを管理している機材のようです。




各水槽にエアーを送る機械。三台のうち常時二台動かしているようです。




濾過槽も巨大で、ママも「へ~! すごいな~」と感心していましたが、「これはうちの水槽のろ過システムをスケールアップしたやつなんやで」と言うと「ふーん」ですって。家の水槽には興味が無い人で(^^;)

先程、表で見ていたマラウイ湖の水槽を上から見せてもらいました。
息子もめっちゃ覗いていました(^^)v




なかなか見れないバックヤード、楽しく見学させてもらいました(^^)子供たちも表の展示と裏方も見れて、とても楽しんでいました。

他にも博物館内には色々な展示があります。

子供達にも楽しく学べるディスカバリールームもあります。



大きなザリガニを操作して餌をとってみたり、色々な展示がされています。



他にも琵琶湖の歴史に関しての展示や、期間限定の企画展などありますが、子供たちの体力的に全部まわれませんでしたので、またの機会に見学したいと思います。

淡水魚ばかりで、海の水族館に比べるとちょっぴり地味ですが、見れば見るほど味わいのある水族館です。淡水魚が好きな方にはおすすめの場所です☆(ゝω・)




琵琶湖博物館の開館時間は9:30~17:00(最終入場16:30)
ディスカバリールームへの入場は16:00までのようです。

休館日は毎週月曜日 他にも臨時休館日があるようです。

駐車場は普通車で550円、二輪は200円ですが、博物館利用の方は総合案内所で駐車無料サービス券がもらえます。

博物館自体の入場は無料ですが水槽展示の常設展示は一般750円、高校生・大学生は400円、小学生・中学生・幼児は入場無料です。

期間限定の企画展はそれプラス一般200円 、高校生・大学生 160円、小学生・中学生 100円かかります。幼児は無料です。

水生植物園・みずの森との共通券は、一般850円、高校生・大学生は520円

年間パスは一般1500円、高校生・大学生は800円となっているようです。



詳しくは琵琶湖博物館・公式ホームページをご覧ください↓
                         http://www.lbm.go.jp/index.html